サックスのリードが振動する理由と飛行機の羽根(動画あり)

スポンサーリンク

『マウスピースについたリードを「息の力で」振動させる』って記述を見かけちゃったのでブツブツ書いてみる。

☆後日追記☆_2020/4/28
リードは上下に振動するから、その動きを喚起するために、息はその動きの向きに当てるべし、だから楽器という筒の方向のままに息を吹き込むものでない、、
って説明も耳にしたので、あれれ?とまた思いました。
☆追記ここまで☆

スポンサーリンク

飛行機が飛ぶ原理とブラ提げた2つのピンポン玉

飛行機の羽根は下面が平らで、上面は湾曲してる。
同じ速度で空気中を移動すると、下面より上面の方が
周辺の空気の移動速度は速くなる。
すると上面側の方が空気圧は低くなる。
当たり前だが下面側のほうが気圧は相対的には高い。
で、機体は上方へ持ち上げられる。

2本の同じ長さの紐の先にピンポン玉をくっつけて、
玉同士の距離が数センチな距離に吊す。
玉の間に息を吹きかける。
2つの玉の外側の空気は静か。
内側の空気は移動してる。
外側より内側の方が気圧が低くなる。
だから2つの玉はくっつく。
「息の力で」吹き飛ばされはしないのです。

リードとマッピは2つのピンポン玉と一緒

マウスピースの先端辺りとリード。
これは2つのピンポン玉と一緒。
間に息を吹き込めばクッツクわけ。
で、リードの弾力で跳ね返る。
またクッツク、それを繰りかえして振動を起こす。

「息の力で」って記述は、
吹き込んだ息でリードを押し広げ、弾力で戻る、
それを繰りかえすというイメージだと想像できます。
 (その手の色んな文章を覗き回った観察結果…)
ピンポン玉の例を見ればそれは間違いだと判りますね。

リードの動きを内側から撮影しました。

実際にどんな風にリードが動いてるか、動画を撮りました。
☆クラリネットの場合

inside of Clarinet mouthpiece sounding

 

☆サックスの場合

inside of Alto Sax Mouthpiece sounding

リードは最初の平面以上には拡がらない

上の動画を見れば判るように、
リードの本来の「平面」以上に外側には拡がってませんね。
 
ちなみに筆者のアンブシュアは、ほぼダブルリップのユルユル超ファットリップです。
ので「噛みしめる力」で、拡がりを抑制してるわけではありません。

フェイシング(MPからリードが離れ始める点~MPの先端)の大部分でリードが振動するわけでなく、そのうち先端側の極一部でのみ振動してるように見えますね。
(はい、咥えの深さも筆者はかなり深めです。)

とはいえ、フェイシングの長さは結局、振動する領域の長さには反映するはずです。
リードのデザインにより、MPのフェイシングの長さと形状との相性は大きく変わりますよね。
そのうち色んな組み合わせで動画を撮って、その相性の様子を見られるようにしてみたいもんです。

MP作者の意図に反する「噛み潰し」アンブシュア

余談ですが、
「リードを噛み潰すようなアンブシュア」
MPやリードを作る人は、どのように挙動して欲しいと思って作るのでしょうか?
噛み潰したら、せっかくの設計をナイガシロにしてないかしら?

そんなことにも動画から想いを馳せてみましょう。
その点は、MPにリードを取り付ける位置についてにも触れつつ、そのうちまた詳しく書きますね。

 ☆後日追記☆
↑の件、↓に書きました〜

 
ちなみに「マウスピースについた」(冒頭)って書けるような認識が、こういった諸々の誤解にも繋がるのだろうな…とも思えてます。
「マウスピースにつけた」って気持が大切なのかと。
つけるのは自分自身ですから。

ベルヌーイの定理と飛行の謎

そうそう、、飛行機が飛ぶのと同じって書いた時に、
ベルヌーイの定理 とか難しい言葉は使わないぞ〜って思ったけど、やっぱ少し書いておく。
というのも、、もっと面白い話を見かけたので。
実は飛行機が飛ぶ理屈って説明しきれてないんですって!
この↓リンク先、なかなか面白いです。
https://mainichigahakken.net/life/article/post-24.php

フラジオと倍音の練習、本当の入口

ところで、このページに来てくれた人に多いと思います、
「フラジオってどうやって出すの?」
「倍音の練習ってどう始めるの?」
 
それらに関する教則では、
「とにかく出すんだよ」
から始まるものが多いです。
歴史的なラッシャーさんルソーさん…皆そうです。
「こうすれば出ますよ」
って説明はなかなか目にしません。
それだと、初心者がガムシャラにアンブシュアを噛み潰して悪い癖を付けることが多い。
 
なので、通常音域を普通に使える人ならば
「誰でも簡単に」
倍音の練習を始められる方法を見つけました。
というか、自分のレッスンでは30年前から使ってます。
 
フルートやクラのように、サックスでも2オクターブ半より上も通常音域として練習を始める入口になるかもよ。
詳しくは↓
『ギジレジで倍音簡単!』
http://www.musiconpaper.jp/products/detail.php?product_id=127

↑に書いた練習の一部を動画でデモンストレイション↓
 シリーズで3本アップしてます。
 下の動画のキモは「左親指の動き」です。

Overtone Ex. Real entrance for beginners. part 1 of 3 倍音練習の入口1/3

コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました