アドリブ稽古「枯葉」3回目

前回、2回目は
 https://saxbaritake.com/improv-autumn-leaves-2/
今回は前回説明したことをバリバリ実践する日。

 ※アルトサックス用にinEb移調譜ですm(_ _)m
黄色くなってるとこをひたすらリピート。
マイナーの 251 で、
 ・Eナチュラルマイナー 1小節目
 ・Eハーモニックマイナー 2小節目
(・Eドリアン 3小節目←これは無理に入れなくてもよい)
 ・Eメロディックマイナー 4ないし3~4小節目

を切り替えつつメロディーらしいものに纏める練習。
ビバッピーじゃなくて構わない。
とりあえずは「変化する音」を如何に効果的に織り込みつつ、リズミックにも興味深いものにできるかっていう挑戦。

次に、

黄色い4小節を選べば巧い具合にターンバックして繰り返せる。
ここのコード進行は、
 E-7  Eb7  D-7  Db7
と書かれるのが普通。つまり、
 E-7  A7alt  D-7  G7alt
ということだが、先ずは、
 E-7  A7(9)  D7  G7(9)( (9) はミクソリディアンを意味する)
とすれば、コード2つずつを「イッパツ」で行けるので簡単になる。
というわけで、
 ・Dメイジャー 1小節目
 ・Cメイジャー 2小節目
 ・Gメロディックマイナー 3小節目
 ・Eハーモニックマイナー 4小節目

で、変化する音達を効果的に織り込みつつ旋律造りの挑戦。

「変化する音」の掴み方のコツ。

 ・Dメイジャー
 ・Cメイジャー
と思うと、あるモチーフを「長2度下に平行移動」という活かし方を思いつきやすい。
それを、
 ・Dメイジャー
 ・Dドリアン
とか、
 ・C# ロクリアン
 ・Cメイジャー(イオニアン)
と捉えると
「玉の位置は同じだが、変化する音がクッキリと際立つ」
という活かし方を思いつきやすい。
以下、G Mm、E Hm、の絡む所も同様に置き換えて発想するわけ。

次回は、
 ・Eハーモニックマイナー
すなわちコード B7(b9) のルートから「普通に」歌い直せば
 ・Bミクソリディアン b2 b6
俗に言う、
 ・Bハーモニックマイナー・パーフェクト・フィフス・ビロウ。
ここを、
 ・Bオルタード
に置き換えます。

で、、ここでたぶんレッスン2~5回かかるが、
 Bm7(b5)  E7alt  Am6
 B-7  E7alt  A^7(「^7」はメイジャー7th)
を繰り返せるようにする。
それをエニーキーで実施する。

 ※↑の理屈は↓に詳しく書きました。
「オルタードスケールと仲良くするにはマイナーの251から」
 https://saxbaritake.com/altered-minor251/
「オルタードスケールはマイナーから、その2」
 https://saxbaritake.com/altered-scale-minor251-2/

 
で、その体験を1段目のメイジャー 251 に活かす。
で、更に、
 E-7  Eb7  D-7  Db7
という2拍ずつ動く所にも適用する、、
と進みます。

ここまで行けば、では別の曲に行ってみようか、となります。
が、
 ・251 の1あるいは2の所でブルーズを起動するには…
とか、
 ・5のとこでオルタードでなく所謂コンディミを使うってのは…
とか言い始めると更に拘泥できるわけ。
でも、別の曲に行くのが精神衛生上は佳いのでしょうね。

たかが枯葉されど枯葉。
学べるネタは多いみたいです。

 
ちなみに筆者の大好きな枯葉↓

追伸。
たった1音をしばらく伸ばしても、それがメロディーとして聞こえるような音の出し方って大事。
それが無ければナニをしてもメロディーにはならない。
そんな話とデモンストレーションもしました。
それってドウすりゃいいの?
それもそのうち詳しく書けるようにしときますね。

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