やはり 音程の練習 にジックリ集中…

先日のレッスンメモの続き。
iReal Pro を使っての、旋律開始音の自由を得る練習を紹介しました。
「音程操作の練習にもイイよね」的なことを書きましたが、
その後生徒達と試してみて、音程のためにはもっとユックリとしたパターンがベターってことに。
で、こんな感じでどうかな?ってのを書き留めておきます。

あ、管楽器・擦弦楽器・声楽など演奏中にピッチ操作を随時可能な楽器向けです。
って言うとポジティブですけど、
ちゃんと練習しないと音痴が当たり前になっちゃう、それは困るんでってことですわ。

こんな 2-5-1 進行で…

今回は短3度ずつ下に転調を連続してくようなコード進行、その一部を使って例示します。

…の一部の↓、に合わせてまずはルートだけを鳴らしましょう。
ベース音やピアノに含まれるコードのルート音を頼りにピッチを合わせます。

オクターブは任意で。サックスなら最初は低音域で、やがて高音域で、が佳いでしょう。
2小節で3つの音が1単位。その中での動き方(上行下行)も任意で結構。

今回はこの2つのキーだけで例示しますが勿論エニーキーで行います。
転調のパターンもあらゆるものに触れましょう。

ガイドトーンラインで…

以下いわゆるガイドトーンライン(旋律の核となる和声音連結線)を列挙しますが、煩雑を避けるためトニックコードではその 1 or 3 or 5 に限定します。

実際はトニックへの落着にて 7, 9, #11, 13 や、ブルーズ作用を呈するその他音高へ進める可能性は普通なので、思いのままに応用を利かせても構いません。

ドミナントコードもその 1, 3, 5, b7 に限定します。そこも b9, 9, #9, #11, b13, 13, 更にハイブリッドな発想に基づくなら 7, 4 も有り得ます。

ですがいずれにせよ、
本稿の目的が「音程操作の練習」なので、伴奏に聞こえる音高、
つまりメロディックメイジャー(長調)に内在する音高、且つコードの 1357 までに限定するのが適切でしょう。

とはいえ、サブドミナントの Ⅱm7 な所では、9, 11, 13 も可能性に含めます。
本題の発端となった「主音以外の音から旋律を始められる人に」の要素を
含める試みとして。

オクターブ

1音目を巧く出せたら、伸ばしてる最中に次の音をイメージしてから向かう。
「その音に辿り着くために必要な作業」までをイメージするのが大切。

オクターブと5度・4度

 1)伴奏から目指す先を聴き取る
 2)イメージ
 3)結果を聴き分け
 4)素早く調整操作
…の3と4は繰り返されるものだが、その頻度と調整幅を狭くしていくのが目標。

アルペジオ

2小節間をヒトマトメとして予めイメージしてから向かうのがコツ。

非和声音→和声音、アプローチング、椅音・経過音

…などへ拡げようとも思ったが、
音程操作の練習に集中するならここまでで充分かと。
非和声音については旋律作りの練習として独立させるのが賢明かな。

てなわけで閑と体力あるかぎり、こんな練習してみるといいかもです。

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