12キーの音階を素早く身につけるには…、
西洋楽器演奏習得にあたって必須にて最初の壁。
12種の高さからのメイジャー&マイナーetc…の音階操作を身につけること。
7種類の音高の組合せ数種類とその運指を12通りのキーで覚える。
アドリブや作編曲にも不可欠。
ジャズだからクラシックだからロックだから…ってジャンルは関係ありません。
弦楽器は幾つかの運指組合せを覚えれば、平行移動するだけで色んな高さに移れる。
鍵盤楽器は、高さ順に並んだ鍵盤が「見えてる」から、音符を操作に移し替える感覚を掴みやすい。もちろん運指操作に慣れるのに時間はかかるが。
管楽器はそれらより段違いにヤヤコシイ。
特に木管楽器は操作場所が見えないし、キーによって指運びが不規則に変わる。
そんな不利を効率よく乗り越える方法を紹介します。
筆者のレッスンでは30年前からずっと使ってる手法。
10数年前に「カエルとアラレで音階名人」って本にも練習法を書きました。
『カエルとアラレで音階名人・第1巻』 http://bit.ly/KT_kaeruarare1
ですが、ここではもっと簡単な方法の一端を記します。
いきなり7音 x 12キーって覚え方はたいてい無茶振り。
もっと低ストレスかつ実用的に身につけましょう!
あ、ちなみに、ここでは基本的アイディアを紹介するのみで、練習すべきこと全てを譜面では書き出しません。「全部を書き出した練習帳」みたいなのをご所望の方居ればコメント欄にリクエストください。出版する気になるかもしれませんので、ヨロっすm(_ _)m
まずは結論から。たった3音から始めます
(この項目での練習が難しい人には準備練習を先の項目で紹介しますんで…)
最初に練習するのはたった5種類のチャルメラ!
・明るいチャルメラ
・暗い…
・黄昏の…
・中近東明るめな…
・中近東暗めな…
ナンノコッチャ? ですね(^_^;
では説明します。
ラーメン屋台といえばチャルメラの旋律。
若い人にはピンと来ないかしら?
知らなかったらググってみてください。
こんな↓メロディーです
これだけなら楽器初心者にも気楽に鳴らせそうですね♪
↑↑↑コレ大事なとこです↑↑↑
3つの高さの音からできてます。
より詳しく言うなら「隣り合った3音」。
この3音は「ある音階の一部」です。
「ある音階」には色んな可能性があります。
たとえばここに C Major scale(ハ長調の音階)を想定します、
さっきのチャルメラは↑の「ⅠⅡⅢ」からできてますね。
7種類の音高からできてる「7音音階」です。
一番左と一番右の「C」は1オクターブ違う高さですが、同種の音として扱うので、異種の音は7つってこと。
その中から「隣り合った3音」の組合せは7通り見つかります。
それぞれでチャルメラを鳴らしてみましょう。
すると、表情に違いを感じられますよね?
整理すると3種類の表情がみつかります。
1)Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ _明るい
2)Ⅱ、Ⅵ _暗い
3)Ⅲ、Ⅶ _暗いというかなんというか→黄昏っぽい
なんでそう感じるか、を説明すると長くなるので割愛しますが、
それぞれのカタチは類型化できます。
各音間の「隙間のサイズ」を観察します。
3音だから「隙間」は2箇所、下から順に言えば…
1)全音・全音 明るい
2)全音・半音 暗い
3)半音・全音 黄昏の
つまり Major scale ってのは、この
3種のチャルメラを、12通りの高さでスムーズに演奏できれば、あとは組み合わせるだけで全部マスターしたぜ!
となります。
その「3種」、比較しやすいように同じ音、ここでは C音 から並べてみます。
違いが判りやすいですね。全音と半音の表示もお解りでしょう。
さて、
世の中には Major scale 以外にもよく使われる7音音階が星の数ほど在ります。
とりあえず↓こんなのもユックリと鳴らしてみましょう。
なんとなく聞き覚えあるかしら? 旋律的短音階 Melodic minor。
半音マーク(スラー記号)のとこ以外は全音です。
よく観察すると、1)2)3)が組み合わさってます。
普通の長音階と比べると Ⅲ の音が半音下がっただけ。
階名を2種類書きました。
この音階が登場する時の音楽的環境によって使い分けられるものなので。
可能性の一部ではありますが、とりあえずコレダケハってのを書きました。
これも聞き覚えありますね? 自然短音階 Natural minor。
Ⅲ、Ⅵ、Ⅶ、が半音下がった音階。
これも1)2)3)の組合せ。
さて、この下の2つの音階は、チャルメラ的には少し特殊です、
聞かない名前でしょう、和声的長音階. Harmonic Major。
Ⅵだけが半音下がった音階。
半音がいっぱいありますね。
ってか、初めて見る記号がありますね。
♭ⅥとⅦの間のは「半音+全音」の隙間ってこと。
難しいけど便利な呼び方で「増2度」と呼びます。
これは聞き覚えありますね? 和声的短音階 Harmonic minor。
ⅢとⅥが半音下がった音階。
これにも増2度が居ます。
さて、
上記2つの「和声的○音階」を成すチャルメラ成分は 1)2)3)だけではありません。
そこが特殊な点です。
「和声的○音階」の「右半分」つまり「上半身」を見ると、こんな↓チャルメラが見つかります。
それって、初めて登場する形のチャルメラですね。
ペルシャだかアラビアだかトルコだか…ザックリと中近東っぽい雰囲気がありますね。
4)増2度・半音 中近東明るめな
5)半音・増2度 中近東暗めな
というわけで5種類のチャルメラが出揃いました。
5種のチャルメラ、まとめ
さっきの項目、ちょっと長くなったので結論をまとめますね。
1)全音・全音 明るい
2)全音・半音 暗い
3)半音・全音 黄昏の
4)増2度・半音 中近東明るめな
5)半音・増2度 中近東暗めな
西洋音楽を代表する「7音音階」のバラエティは、この5種類のチャルメラの組合せで殆ど説明できます。
つまり、
・5種類のチャルメラを
・12種類の高さで
・貴方の楽器の音域全てに亘って演奏でき、
・その組合せ方を知れば、
ほぼ全ての西洋音楽の音階をマスターしたことになります。
と、理屈ではそうなりますが、実際に身体に染みつくまでには時間が必ずかかるので、慌てずじっくり取り組みましょう。
とはいえ、
チャルメラの1つ1つを、とにかく繰り返すだけでも近道になるのは確かです。
さて、この項目の課題が難しそうな場合の下準備を次から紹介します。
まずは半音階、玉と指をくっつける
楽譜の玉と運指とをくっつけましょう。
まずは、全音域の半音階をユックリと。
楽譜の玉を「1つ」見て、運指表から運指を見つけ、楽器でその「1音だけ」を鳴らしてみる。
それだけのことです。初心者なら必ずすることですよね?
つまりそれなら誰でも始められること、です。
ただ普通とちょっと違うのは、
たいていの教本や先生は「先ず C Major から覚えましょう」なのです。
それだと
ハ長調ばかり得意で調号が増えるごとにどんどん苦手に…
ってことに。
音楽に於いては、どのキーも価値の軽重はありません。
その壁の理由の1つは「楽器の構造」。
それを打ち破ってみませんか?
初心者のうちから臨時記号付きの音に触れるのがカギと筆者は思ってます。
「固定ド唱法」も壁の理由の1つ。調号が増えるたび情報処理が重くなるから。慣れれば無問題ですが初心者にとっては…です。その点は移動ドも同じ。けど、その音高ラベル法自体がハ長調を中心に世界を見ることなので、ハ調中心な気持の偏りはいつまでも否めないでしょう。ま、五線譜って奴の仕組みもそうなんですけどね(^_^;
運指表を見ながら、替え指も触ってみたりしつつ、玉と指をユックリくっつけましょう。
ご自分の楽器の音域に応じてどうぞ。
↑の譜例はバスクラ最低音~フルート最高音を想定して全可能性を並べてますんで。
音の高さの名前は ABC… で覚えておくとのちのち便利でしょう。
ラシド…で覚えちゃうとコードネームを学ぶ時に二度手間になるし、西洋音楽で重要な「調性」の仕組みを学ぶ時にも手間が増えます。
さて、
五線譜とは「C Major scale を表すのが一番簡単」なように設定された目盛りです。
なので C Major に含まれない音には「臨時記号=♯or♭」を付けて表します。
それらの音はピアノの鍵盤で見ると黒鍵にあたります。
ピアノの鍵盤も C Major(白鍵のみで弾ける音階)を一番簡単に弾けるよう作られてます。
黒鍵の音は2つの呼び名を持ちます。
たとえば Ab と G# は同じ高さです。
旋律や和声の中で登場する際の音楽的環境の違いで使い分けられます。
ここでは取りあえず、上昇形の半音階では♯を、下降形では♭を付けて全ての名前を一覧できるようにしました。
白鍵の音でさえも環境次第で ♯or♭ を付けて呼ばれる場合もあります。
たとえば、B を Cb、F を E# と呼ぶ場合など。
それら使い分け方は、音階の仕組みについて正しく学べば身につきます。
が、今は慌てなくてよいでしょう。
12半音階と7音音階
1オクターブを12の半音で分割して音高の目盛りとする。
それは西洋の大昔、ギリシャやローマの時代を経て確立されました。
その成り立ちのザックリした説明は↓
12種類の音高の中から、いい具合に7音を選んでオクターブを音階として満たす。
そこに至るにも、経緯(いきさつ)と理由はあります。
が、ここで詳しくは割愛しますね。
音階は7音ばかりでなく、6音、5音、4音…と色々あります。
それぞれに経緯と理由と活かされ方があります。
本稿では取りあえず7音音階について云々することにします。
移調譜か inC か
管楽器の多くは移調楽器です。
ピアノやギターの人が読む普通の譜面とは、玉の見た目と実際に鳴る音の高さがズレます。
移調譜は、楽器のツクリや音域に応じて、その楽器では最も便利に読めそうな高さにズラしたもので、例えば
アルトサックスなら inEb_譜面上の C音が実音(ピアノやギターにとって)の Eb音、
ホルンなら inF_譜面の C音が実音の F音、
って具合に。
クラシカルな演奏や吹奏楽などを目指すなら移調譜で、玉と指をくっつけるのがよいでしょう。
目にする殆どの譜面が移調譜でしょうから。
教則本も大抵は移調譜として書かれてます。
ポピュラー音楽の現場での演奏を目指すなら inC(=移調してない)で玉と指をくっつけるのがよいでしょう。そういった場所では移調譜を供給されるほうが少ないので。
そのうち両方を読めるようにすれば、どこでも困らなくなります。
もし、絶対音感を持ってて、固定ド唱法(譜面の C音を、どうしても「ド」と読まねばってな音高の名付け方。そうでない方法は移動ド唱法)しか使わない人だと「両方」に進むのは苦労します。
が、大抵の人は絶対音感を持ってないので大丈夫でしょう。
やがて、どんな種類の移調譜でも、好きな高さに移調(ズラして読む)できるようになれば、この問題は気にならなくなります。
ですけど最初は、自分の楽器向け移調譜か inC か、いずれかの読み方を身につけるのがよいでしょう。
次に、半音・全音をすぐ作れるように
高さの違う2つの音、どれだけ違うのか、その距離感を示す概念を「音程」と呼びます。
ちなみに「ある高さ」のことは「音高」です。
先ほどの「半音階の図表」にて、
「すぐ隣りの音同士」の音程を「半音」と呼び、
「ある音と、すぐ隣りを飛ばしてその先の隣りの音と」の音程は「全音」です。
半音2つ分が全音ってことですね。
鍵盤でも半音はすぐとなり、全音は1つ飛ばした先の音。
ギターなどフレット楽器なら半音はフレット1つ分、全音なら2つ分。
難しいけど便利な言い方にすれば
・半音=短2度
・全音=長2度
ちなみに、
筆者はカラオケ屋さんには楽器練習以外めったに行きませんが、
「1音あげて!」と言うと大抵、1全音上げるのを指し、
「1つ上げて!」だと、1半音上げるのを指す、
そんな確率が高いみたい。
けど、1音って声に出す際に、カラオケ装置の移調機能を「1つ分」操作するのを指す気持の人だと「1音=半音」の場合もあり混乱の素。
関わる説明が↓に。カラオケじゃなくて半音・全音の話ね。
ある高さの音から半音上下 & 全音上下、を間違わずに行き来できるようになりましょう。
こんな感じに↓「ある高さ」を例えば G音だとすると…
↑を全ての音から練習しましょう。
5種類のチャルメラに近づく準備となります。
全ての可能性を一覧すると膨大になるのでここには挙げません。
ここまでの全ての譜例についても同じく。
ご自分で全てを書き出して練習に活かすのは良い学習法です。
チャルメラに慣れたら今度はカエル
カエルの歌は御存知ですよね?
アレを全キーで鳴らせると7音音階は完成の1歩手前です。
それってどういうこと?って説明を以下に続けます。
7音音階の下部構造・上部構造、テトラコード
あらためて C Major scale をここに挙げます、
左から見て、最初の4音=左半分、つまり長音階の下半身に注目。
下から「全音・全音・半音」という順に音程が並んでます。
あとの4音=右半分、つまり上半身に注目。
やはり「全音・全音・半音」ですね。
つまり長音階の下半身と上半身は同じ形。
その間(FとGの間)は全音って隙間で接続されてます。
真ん中に隙間がある代わりに、下半身最初の音と上半身最後の音とがオクターブ関係で同じ音です。こんな形のテトラコード上下接続をディスジャンクト(disjunct _分離の意)と呼びます。
下半身最後の音と上半身最初の音を共通音として上下を繋げるのをコンジャンクト(conjunct _接続の意)と呼びます。
出来上がる7音音階のバラエティに違いが生じて、観察すると面白い。
さて、
「全全半」の音程で並んだ4つの音、
これを登って降りてってすると、
カエルの歌の歌い出しですね。
do re mi fa mi re do
って歌詞がついてますが、もしそれを上半身と捉えるならその歌詞は、
sol la ti do ti la sol
となります。
色んなキーに置き換えて観察してみましょう。
ってことは、
長音階の全キーを素早くマスターするには、
「カエルの歌を12キーで練習し、それを組み合わせる」
でいいわけ。
なぜなら、
「7音の組合せゾロリより、たった4音の方がストレスなく練習できる」
からです。
さきほどのチャルメラで「たった3音なら楽珍」を体験したはずです。
今度はもう1音足すだけですから。
楽器練習として実際は↓の様に繰り返すとよいでしょう。
ちなみに、7音音階を下半分の4音、上半分の4音で分けて捉える考え方、
その時の「4音」をテトラコードと呼んだりします。
ギリシャ時代に流行った4弦の琴=テトラコルドンとその調律法に由来し、転じて4つの音を意味する言葉。
難しい言葉で言うと
「4度音程な両端間に2音を挿入する、その2音がどんな音程に位置するか」
って概念です。
「テトラコード」については↓
ともあれこの考え方だけで、12種のメイジャースケールを身につけるのはだいぶ楽になると思います。
明るいカエル、暗いカエル、、、
チャルメラには5種の表情がありましたね。
カエルにも色々あります。
無駄を省くために「4音」だけで示します。
ここからは呼び分けを明確にするため、普通のカエルを「明るいカエル」と呼ぶことにします。
もっと沢山の可能性がありますが実は、この3種類だけで殆どの7音音階を構成できます。
つまり、
この3種を12キーで難なく鳴らせれば音階名人!なわけです。
ただし、ちょっと特殊な音階については「組合せ方」にヒトヒネリが要りますが。
7音音階の転回形=モード(旋法)と親音階
メイジャースケールの第2音を主音としてメロディーやハーモニーを作れます。
その時、メロディーやハーモニーの材料となる音階は
メイジャースケールの「第2様態=第2モード」だ、と捉えます。
明治時代の訳語と思われますが日本語では「第2旋法」と呼ばれます。
けど、意味がよく判りませんね。
なので筆者は「様態」という訳語を見つけてみました。
第2モードは、メイジャースケール=第1モードとは違った色彩を持つ「固有の音階」です。
なので名前がついてます(↓譜例のとおり)。
第3~7モードについても同様です。
↓の左側は、C Major を展開したぞって見た目。
右側には「どんな形なのか」を比べやすくするため、開始音を C に揃えました。
「臨時記号」の箇所が、その音階の特徴を示す音です。
階名の上段は
・機能和声的音楽(chordal music)で、
下段は
・旋法的音楽(modal music)で使われる階名
です。
で、ですね、
↑のモード達ってメイジャースケールの「転回形」なわけで、
使う「運指の組合せ」は全てメイジャースケールと変わりません。
なので、
楽器練習の必要としては「それぞれを頑張る必要は無い」。
メイジャースケール=イオニアン・モードさえスムーズなら、
あと6種のモードは自動的に演奏できるはずです。
ちなみに「機能和声的音楽・旋法的音楽とは」の説明は↓の中断あたりに、
親音階は5種類
↑で、メイジャースケールが7種のモードの源泉なのが解りました。
そういった「源泉たる音階」を「親音階 parent scale 筆者的略称 PS」と呼び、
メイジャースケール(詳しく言えば メロディックメイジャー Melodic Major 筆者的略称 MM)のを含め、全部で5種類あります。
5種類の親音階 PS はそれぞれに7種のモードを持ちます。
その姿と名前の網羅(DH以外の)は↓
『カエルとアラレで音階名人・第2巻』 http://bit.ly/KA_kaeruarare2
(DH を PS とするのはまだ一般的ではないかも。でも筆者はPSとすることで可能性の広がりを感じてます)
ちなみに、
ハーモニックメイジャー(和声的長音階)って言葉は世の中に誤解が広く流布されてるみたいです。
その件を詳しく書いたので↓ぜひ御一読あれ。
さて、
楽器練習の側面で分析します。
どんなカエルを含むのかを観察すると…
MM 明るい + 明るい
Mm 暗い + 明るい
Hm 暗い + 中近東な
HM 明るい + 中近東な
DH 中近東な + 中近東な
解りやすいですよね?
つまり、カエル3種だけで殆どの7音音階を網羅できるわけです。
特殊な音階でもカエルで説明
というわけで、一般的な7音音階の殆どは、5つの親音階とその転回形、
つまり3種のカエルの組合せで説明できます。
・Symmetric diminished scale 対称減音階
とか
・Symmetric Augmented scale 対称増音階
といった特殊な音階も、接続の仕方を工夫すればカエルで体得しやすくなります。
文字で説明するのは面倒なので…
つまり、3種のカエルを練習しておけばヤヤコシイ音階を演奏する準備も万全ってこと。
音楽の演奏に活かすには
ここまでの説明は、あくまでも
「とにかく音階の運指組合せ体得を効率よく」
でしかありません。
音楽演奏に活かすには、更に違った種類の勉強や練習が要ります。
勉強的には…
・音階は旋律や和声の源泉ってことを理解する
・先人達は如何に使ってきたか
・ソルフェージュ(読み歌い and 聴き書き)
・ペンタトニックなどを如何に7音音階から抽出するか
・
・
技術的には…
・アルペジオ
・様々なメロディック(モチーフ)パターン
・ペンタトニック、テトラトニック…その展開と多様な旋律形
・
・ってか、発音・ロングトーン・ダイナミクス・音色・音高調整などの練習は全ての前提
…などなど。
楽器で鳴らす前に声で歌う
これ、一番大切。
玉を指に変えるだけでは音楽としての説得力には欠くでしょう。
まずは声で歌えるようにして、
楽器では、その声の結果を目指せるようになると途端に説得力が増します。
いわゆるソルフェージュって奴です。
先ずは楽器で鳴らす、それを声で真似る、
それを繰り返すうちに譜面を見れば声で歌えるようになります。
ソルフェージュの簡単な導入法を書いた本↓2冊、
『なりましょハナウタ美人!_大人ソルフェシリーズ入門編』
http://bit.ly/KT_hanautabijin
『大人が始めるソルフェージュ_大人ソルフェシリーズ2基礎技術編』
http://bit.ly/KT_otona-solfege
それができれば、聞こえてきたり心に浮かんだメロディーやハーモニーを、楽器の助けを借りずに譜面に書き落とせるようになります。
つまり、他の誰かに見た目で伝えられるようになります。
便利ですよね?
階名と音名の使い分け方を覚えるとソルフェージュ学習にはとても便利です。
↓に説明を書いてみてます。
というわけで最後まで読んでいただき有難うございます。
練習に活かして効果を体感してみてください。
ぐっどらっくヽ(^。^)丿
コメント