サックスの音程をよくする工夫

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指先をシタタカに怪我した生徒がそれでも来てくれた。
右手にガッツリと包帯巻いて。
なので、左手だけでできる練習を紹介しました。

結論を先に書いてしまいます。
「どの運指でも、色んな高さの音を出せる」
ようになるのが究極の目標です。

「正しい」と思える小さな1点を実現するには、
1点をばかり目指すよりも、あらゆる可能性を拡げ、
その間をユックリと移動できるようにするのが近道。
結果的に、どんな1点でもピタリと目指せるようになる。

んじゃないかな、と思ってる筆者の練習法を紹介します。

*******

気付いてしまった誰もの悩み
「サックスって音痴だよね~」
彼女はまだ気付いてなかったみたいだけど、この機会に気付いて貰いました。

木管楽器はピアノみたく運指さえすればマトモな音高・音程が出ると思い込みやすい。
その実、そんなことは全く無い。
1音ごとに「作って」発音せねばマトモになりません。
けど、大丈夫!と信じ込んでると実際にどんな高さの音を出してるか判断する耳を閉ざしてしまいがちです。

楽器の音痴に気付いてしまった途端に、ドウシヨウ、となる。
リペアマンに「ここ高いんですけど」「ここ少し上げてくれませんか?」とか訊いたりする。
頼まれたら仕方ないからとイヂってみると、音色・響き・吹き心地がアンバランスになってまた悩んだりする。

調整のせいじゃない。
サックスなんて所詮、生まれつき音痴なものです。
逆に、良く言うなら「融通が効く」のです。
ならばその融通を武器にしましょう。

それ以前に、本当に大切な準備。
ソルフェージュです。
自分が出すべき音の高さを自覚してなければ
出した音高を評価できませんよね。
殊にハーモニーづくりのセンスを磨くのが、合奏体での演奏には不可欠です。

怪我した生徒は合唱を深く経験してるので
その点の準備は素っ飛ばせて楽珍でした (^^)v

さて、
融通は管体が短いほどよく効きます。
つまり指を沢山押さえてる程、融通は効かなくなる。
一番短い状態は「マウスピースだけ」です。
アルトだとMPだけで1オクターブ半は出せます。

その操作の原理と練習法を伝えただけで彼女は完全5度を上下できるように。
さらに拡大できる練習法を宿題として伝えました。

次に短いのはMPにネックだけ付けた状態。
そこでも同じく完全4度~増4度くらいを目指す宿題を出しました。

更に、普通に楽器を全部組み立てます。
最初にデモンストレーション。
第2オクターブの G#(ソ♯)を出してから、運指を半音ずつ上げて行きます。
でも出てる音はずっと G#のまま。
運指は第3oct. の Eb(ミ♭)まで行きます。
それを、色んな運指を開始音にしてまた見せます。

「長く」なると融通が効かなくなる、
第2より第1oct. は融通が効かない、など観てもらった。
で、やってもらうけど当然すぐにはできない。
が、これを実現すれば、どの運指でも「出すべき音高」を目指して発音できる理屈は理解してもらった。

実はそれができるようになると、いずれの音でも、音色の点でも焦点の明瞭な発音になるのです。
単純なことで言えば、第2oct. の G(ソ)と G#(ソ♯)は初心者だと、第1oct. の音が混じってゲロゲロ言い易いですよね。
それはこの練習でペロンと解決します。

数年前にこの手の練習法をゾロリと動画で紹介しました。
今見ると全然ヘタクソだし撮り直したい気満々、、、
ともあれ、、観ただけじゃよくわからない動画なのでココで軽く説明を並べてみますね。

1,アルトのMPで1オクターブ半

To get good intonation on SAX 01

2.いわゆる「音程練習」のパターンをMPで1オクターブ半だけで

To get good intonation on SAX 02

3.ネックをつけて完全4度

To get good intonation on SAX 03

4.音高を変える原理的動作の紹介

To get good intonation on Sax 04

5.初心者でも簡単に下げられる方法
 下げきった時の身体の状態を観察し、それを維持するわけ

To get good intonation on Sax 05

6.もう1つ付いてる謎のネジの働きとは?

To get good intonation on Sax 06

7.より高い音の運指にしても音高を維持する
 今見るとヘッタクソだな~(^_^;(以下同文)

To get good intonation on Sax 07

8.第2oct. をオクターブキー使わずに…

To get good intonation on Sax 08

9.第1oct. をオクターブキー押したまま…

To get good intonation on Sax 08

10.↑が難しい時用の準備練習

To get good intonation on Sax 10

11.誰でも簡単に倍音が出せるギジレジの入口紹介

To get good intonation on Sax 11

12.倍音列を辿ってリップスラーで基音まで降りる

To get good intonation on Sax 12

13.どの運指でも半音2つ分ベンドする挑戦

To get good intonation on Sax 13

、、、ヘッタクソだな~、撮り直さねば~っ(>o<)

で、この手の動画は
「倍音練習を初心者でも簡単に始められて深められるシリーズ」
もあります。
それはまた稿を改めて紹介しますね。

ところで数年前、この話を師匠としたことがある。
第3オクターブの C#(ド♯)の運指で何処まで下げられるか、、
先に筆者が完全4度下げたら、彼は意地っ張りなんだよな、
そのまま1オクターブ全部ポルタメントで下げやがりたてまつりました。
僕も意地を貼って真似したらできました。
が、
火事場の馬鹿力でないとなかなかできません(^_^;

ちなみに、
ソルフェージュの「本当の入口」として↓オススメします
『なりましょハナウタ美人!_大人ソルフェシリーズ入門編』
 http://bit.ly/KT_hanautabijin

動画で紹介したような練習、その意味合いと練習法を詳しく紹介した本↓
『ギジレジで倍音簡単!』
 http://bit.ly/KT_gijireji

「1点を目指さない1点の目指し方」はコチラ↓
『フルートWarmUp 一石三鳥!! _ おまけ:初めての音階とアルペジオ_』
 http://bit.ly/KT_FluteWarmUp

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