クラリネットのタンギング、下手糞だったわけ

真面目に練習を始めて2年あまり経ちます。
最初はサックスからの持ち替えで戸惑うこと多し。
特にタンギングが思うように出来なかった。

高音域では発音がグニャっとなるし、
低音域ではスパっと発音できずスタッカートは困難。

最近はどの音域でもなんとか普通に発音できるようになりました。
下手糞だった理由を幾つか見つけました。
↓に投稿した映像を観てて気付きました。
https://saxbaritake.com/sax-clarinet-reed-movie/

4年前(2015年2月)に撮ったものです。
この動画では、タンギング無しで呼気のみで発音してます。
息を入れ始めてから音が出るまでに時間がかかってます。
リード先端がゆっくりマウスピース先端に近づき、やがて振動が始まる。
その過程が見えるほどゆっくりとした準備動作。

 
今撮影すればたぶん、息を入れたらすぐに振動を始めるのだと思われます。
つまり、
 ・息を入れさえすればリードがすぐに振動するようなアンブシュアの準備
 ・リードの振動がすぐ始まるのに充分な呼気圧

…が「発音以前に」スタンバイできるようになった、と思います。
それらの準備があれば、予めリード先端に触れた舌を離した途端に発音できるはず。
 

サックスで考えればそれも当然のこと。
ただし、
 ・リードに加える圧力の適度さ
 ・丁度よく充分な呼気圧

…が、サックスと比べるとずっと大きい。
その加減を見つけるまで時間がかかったわけです。

 
と、高音域で下手糞だったのは、
 ・丁度よい口腔内容積がサックスよりずっと狭い。

 ・舌根部はともかく、舌の先端近くはサックスと比べればずっと上(=口腔の天井側)に「いつも」居て丁度よい

 ・特に高音域ではアンブシュアのユラギに繊細に反応する。舌と顎の動揺が音に大きく変化を与える

…といったことを理解してなかった、というか、丁度佳さをすぐには体得できるものでなかった、ようです。

似て非なる楽器なのを改めて痛感しつつ、日々の上達を愉しめてます♪

 

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