短音階って長音階と比べると練習を後回しにして、かける時間も短くなりがち。
結果として、長音階は12キーOKでも、短音階だと苦手なキーがあったり。
・メロディックマイナー(旋律的短音階)Mm
・ハーモニックマイナー(和声的短音階)Hm
少なくともこの2つはどのキーでも迷わず、どの音度(音階の何番目の音か)からでもスタートできたい。
自然短音階(Nm)は練習する必要ない。技術的にはね。長音階の転回形だから。
効率を鑑みて練習パターンを組んでみました。
上行を Mm で、下行は Hm で。
けっこう頭の体操になりますね。
いわゆる音階練習の本だと、
Mm は昇る時に使い、降りる時には Nm を、
って書いてあるのが殆どだけど、、
運指技術獲得の効率を主眼に置く限り、それに拘る必要は無いでしょう。
上行下行についてのそういった原則については、理由と歴史について理解してなければ、指癖になったとしても音楽的に使える言葉にはならない。
その点については機会を改めてゆっくり書きますね。
下行に Nm を使うと、結局は長音階の運指組み合わせの練習時間を増やし、
Mm の運指については、長音階の練習と同じ時間をかけても半分しか触れないことになる。
おまけに Hm については別に時間を設ける必要がある。
それらガッカリを避ける為にこのプロセスを組んでみたわけです。
まずはパターンを掴んでから、12種類のキーに応用してみましょう。
めんどくさいけどね~ (^_^;
あ、このタイプの頭の使い方は、
転調をツルツルとできる人への入口にもなります。
ジャズのインプロヴィゼイションには必須のスキルですよね。
ではではレッツトライっ (^^)/
※フルートの音域で書いてあります。各自の楽器に丁度よいように移し替えて活かしてくださいませ。
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