オンラインレッスンもっと良い音、スムーズな映像を

一昨日と昨日、初めてオンラインレッスンしました。
感じたことをメモ書きします。
レッスンに限らずテレワーク・リモート授業・オンライン呑み会などなどにも共通な気づきが含まれるかと。

生徒さん側の準備_スマホやタブレットだけでもOK 

通信環境が良好なら最低限やりとりに困りません。
ただし、これは観察結果からの「もしや」ってことなのですが、、
被写体の動きが多かったり、音量変化が頻繁だったりすると通信データ量が増えて、画面動きが重くなったり、音声が途切れたりする「のかもしれない」。

☆後日追記☆
もしも有線LANでネットに繋げられるのならば無線よりも安定的で速いはず。
こんなの↓があるといいみたい。
「iPhone ライトニング RJ45 ギガビットイーサネット 有線LANアダプタ 急速充電」

ヘッドフォンかイヤフォンは必須 

スマホやタブレットから出せる音量は限られてるので、
ヘッドフォンかイヤフォンは有った方がよいです。

特にサックスなど音の大きい楽器では、スマホのスピーカから聞こえる相手の声が小さいので、音量メリハリが頻繁だとストレスの元になりそう。

Bluetooth スピーカなど外付けスピーカで大きく出せるなら、それでもよい。
ですが、ハウリング(スピーカからの音をマイクで拾って、グルグル回ってキ~~ンって鳴っちゃう奴)を起こさないよう、マイクとの位置関係に気を付けましょう。

ハウリングしないまでも、スピーカの音をマイクで拾ってしまうと、相手に「相手自身の声」が時間差エコーとして聞こえて喋りにくくなります。
ので、やはりヘッドフォンなどはあったほうがベターですね。

そうそう、意外とこんな物↓が無くて慌てたりしますよね(^_^;
・iPhoneのライトニング端子からヘッドホンのミニプラグへの変換。同時に充電も…

↓は、ヘッドホンのミニ⇔標準の変換

ヘッドホン/イヤホンは星の数ほどあって好みもそれぞれだから試してみてナンボ、どれを強くオススメとはナカナカ…
ちなみに筆者は、
 ・着け心地
 ・気持を逆撫でしない音質
 ・充分な解像度
 (いずれも長時間でも疲れない要素)
から SONY MDR-1 初代版をずっと使ってます。
長時間のレコーディングでも疲れず快適です。
現行版は↓ 佳さそうだな〜♪
「ハイレゾ対応スタジオ用モニターヘッドホンSONY MDR-M1ST」

アレ?穏やかなオーディオ鑑賞用モデルだったのに、いつのまにかスタジオ向けって顔に…
性能と快適さのバランスからプロでも選ぶ人が増えた結果でしょうね。

前世紀からの標準機 SONY MDR-CD900ST
なんだかカッコいいけどね、興味ある人は試してみてナンボかな〜

見た目は CD900ST にコダワリたいけど、音質は MDR-1A ぽく穏やかに、なら MDR-7506 かな〜、だいぶ昔から居るけど隠れた名機だよね♪

…つまり自分が欲しいなってのを並べたわけね (^_^;

外部マイクも有ればベター

スマホなどのマイクで拾える
 ・音圧の大小
 ・音の低さの限界点
 ・音色の材料の豊かさ
は非常に限られてます。

そのキャパシティを越えると、おかしな音色になったり、音が割れたりします。

オンラインレッスンに関するブログを幾つか見ました。
スマホのマイクの限界を超えたことを求めた結果の音質劣化を、ZOOM や Skype などの会議環境のせいにしてしまう記事をよく見かけます。
ほとんどの場合、外付けマイクで改善すると思われました。

ほんの少しでしょうが、マイクを外付けにすることでスマホ本体の機能を楽珍にしてあげられるかもしれません。
だとすれば、通信性能の改善にも繋がる、かも(要取材&検証)。

ただし、内蔵マイクよりはバッテリーの消耗は大きいはずですが。

ともあれ「スマホでもよりよい音で録音できるよ」として売られてるようなマイクでよいので、有った方がより快適なヤリトリとなりそうです。

例えばこんなマイク↓
・Shure の。ちょっと高いけどイイんだろうな~
「SHURE コンデンサーマイク MOTIVシリーズ MV88A iPhone iPad用 24bit/48kHz MV88A-A 【国内正規品】」

・ZOOM の現行機種
「ZOOM ズーム MSステレオマイクロフォン iPhone / iPad 用 iQ7」

・ZOOM の1つ前の機種、だけど強度的には安心度高いかも
「ZOOM ズーム XYステレオマイクロフォン iPhone / iPad 用 iQ6」

いわゆる「ネクタイピン型」のマイクも沢山見かけますが、信頼性というか、、
どれを自信を持ってオススメできるか判らない現状なので、今は紹介を控えますね。

ヘッドセットでも佳いでしょう。
楽器の音は大きいのでオフマイクでも充分に拾えるでしょうから。
、、、と言いつつ観て回ったけど、、
「スマホで使えるヘッドセット」というものの使命として、どれも超コンパクトなのですね。
マイクが大きくないと、拾える音質の向上には役立たないので、この目的のためには効果は薄いと思われます。
と、
やはり、魑魅魍魎な感じで、自信を持ってオススメできる感触のものには出会いにくいようです。

外部カメラは必要?

現在のスマホやタブレットならば、カメラ性能は充分すぎるでしょう。
より広角に(広い範囲を)写したい、といった必要の無い限り、内蔵カメラで充分です。
ただし、
大抵のスマホだと、内側向きカメラは外側のより性能が低い。
その点「よっぽど残念」に思うなら検討してもよいでしょう。

、、、と書きつつ探し回ってみましたが、意外とスマホ向け外付けカメラって売ってませんね。
やはり内蔵で充分ってことなのでしょう。

「広角」の必要には↓こんなのが面白いかもしれませんね。
「ActyGo (高品質HD18X望遠レンズ付きスマホレンズ4点セット)」

講師側の準備

自分の手元環境はアリアワセなポンコツ発信基地。

・集合住宅の最低限な速さのネット回線。VDSL共用からの宅内無線LAN。
・2年あまり前の MacBookPro
・カメラは内蔵のもの
・マイクは先日中古で入手した歴史深そうなAKGのコンデンサーマイク
・オーディオインタフェイスもヤフオクで買ったシンプルなもの
・30年くらい前のちっちゃいミキサー
・25年くらい前のショボいGM音源
・20年くらい前の2オクターブしかない MIDI 鍵盤
・iPhone をミキサーに突っ込んでメトロノームなど出力

その様子は前回の写真↓のとおり

これね、ポンコツだから煩雑になってます。
同じ機能を最新の機材で揃えるなら、
・回線
・パソコン
・webカメラ
・マイク
・オーディオインタフェイス内蔵ミキサー
・ラインアウトのある鍵盤楽器
・iPhoneなど必要となる外部音源

、、、少しは減りますね(^_^;
もっと減らせそうですが、
なぜ最低限それくらいは必要と思うのか、、
を以下に続けます。

通信の速度&安定性が最重要

これは生徒側・講師側の両方に言えます。
その確保のために出来うることは最大限にしましょう。
特に講師側は頑張りましょう。

テザリングでもなんとかなる、けど、

つまりスマホなどの携帯電話回線を使ってのネット接続。
自分はソフトバンクと iPad 12インチ第2世代で ギリギリ な感じでした。
こちらの動きが多かったり、音量変化が頻繁だと映像がカクカクしがちでした。

使う端末機種によりテザリングの速度は変わります。
iPhone/iPad に限った資料ですが…
https://www.softbank.jp/support/faq/view/10870

使える通信環境は一通り試すべし

ポケットwifi、宅内ネット回線(LAN)へのwifi接続&有線接続などなど。
生徒の1人は、宅内回線からの無線LAN よりポケワイが早かったりもしました。
ネット接続会社や地域、時間帯にも依るのでしょう。

その時々で 色々試して最適を見つけるのがよいでしょう。

LAN への接続では wifi よりも有線接続が有利なはず。
ですが、屋内に長い LANケーブルを這わせるのには抵抗があるでしょう。
家庭事情により痛し痒しな所ですね。

無線LAN でルーターと自分が遠いなら、途中に中継アンテナを設置するとベターなのでしょうね。

屋外ではスマホやポケワイといった携帯無線端末に頼りがちですね。
テザリングは速度に限界がありますが、
コンビニやファミレス(の近く)などで wifi を使えたり、
それ以外にも使える公共の wifi は活用を考えてよいでしょう。 
もちろん、周りに迷惑をかけずレッスンできる限りですけどね(^_^;

後日、気付いてしまいました。
自宅で使ってる wifiルータ、2008年製でした。
もしやっ!と調べてみると、時代はすっかり変わってました。
速さも届く広さも格段に向上してますね。
アコースティック楽器はいつまでも生き続けるものですが、家電製品とくに IT 系のは浦島太郎だとガッカリが深い。
こんなのどうかな↓検討中〜
「TP-Link 1733 + 800 Mbps IPv6 Archer A10」

☆後日追記…
↑のルータを導入しました。
当たり前なんですが、猛烈に速くなりました\(^O^)/
けど、自分の部屋がどうしてもルータから遠くなるので、せっかくの性能を活かせず、、そこで、
無線LAN中継器の導入を検討中…
「TP-Link 中継器 Wi-Fi6 対応 1200 + 300Mbps RE505X/A」

☆さらに追記☆
↑の中継器も導入。素晴らしいです\(^_^)/
で、次の実験。最も根っこのルーターから有線LANで繋ぐのが一番速いのは解ってますが、ケーブルを這わせたくない。
中継器からパソコンに繋げるのはアリかも!
ポチってみます〜
「USB C to rj45 ギガビットイーサネット アダプタ」

ちなみにルータは、携帯電話が iPhone 11 など最新型ならば wifi 6 搭載の方が↓更に快適かも♪
「TP-Link Wi-Fi6 1201 + 300Mbps 1.5 GHz トリプルコアCPU Archer AX10/A」

端末に負担を無駄にかけない

こんなことがありました。
 ・iReal(カラオケ伴奏アプリ)など別のアプリを使うと音声が途切れたり画面がカクカクしたり。
 ・音量がグっと上がった途端に通信が重くなる。
 ・どうやら画面内での「動き」が増えても重くなる、みたい、、。

つまり、、、

別のアプリはなるたけ落としておくべし

通信に使う端末で、他の用途も同時に使いたくなっても我慢する。
伴奏音源など使いたい時は、他の端末で出してミキサーに突っ込むべし。
通信用端末は通信に専念させるべし。

カラオケ音源を出すための iReal pro とか各種シーケンサーなどや、メトロノームやら、チューナー(の基準音を鳴らす機能)やら、、、
を使いたければ別の装置で出してミキサーに突っ込みましょう。

オーディオインターフェイスを使おう

内蔵の音声入出力機能を使うと端末のオツムをその分消費します(内蔵とはいえCPUとは別に音声処理専門のチビオツム_最低限な性能のオーディオインタフェイス_を積んでるので影響な僅かでしょうが)。

それをインタフェイスに任せれば、その分を通信に専念させられます。
つまり音声が途切れたり映像がカクカクしにくくなるってこと。
インタフェイスとマイクのオススメは前回記事↓に載せました。

ミキサーもあれば便利

マイクと鍵盤楽器の音だけなら、最小のオーディオインタフェイスで充分。
それ以上の数の音源も扱おうとすれば、入力チャンネル数の多いインタフェイスが必要です。
ただし、だいぶ高くなります。
ミキサーを用意した方が安上がり。

ですが、
最近は6チャンネルなど入力できてインタフェイス機能付きのも安くで買えます。
たぶんそれが一番リーズナブルでしょう。
その一例も前回記事に載せたので御参照ください。

自宅据え置き用にインタフェイス付きミキサーを導入するなら半端に小さいより、ガッツリと入力数あるのを選ぶと、使い回しに可能性広がってイイかも。
これなんか音も充分よさそうだし↓
「ヤマハ 10チャンネルミキシングコンソール MG10」

↑は入力10チャンネル、この上に 12, 16, 20 とあるけど値段とサイズとでお得感高いのはコレかな。
もちろん使い途次第ですけどね。
、、、
ん〜、、12より上のはフェーダー(音量調節)がツマミ回転式でなくスライド式に、、それも捨てがたいな〜(^_^;
「YAMAHA 12チャンネルミキシングコンソール MG12」

外部カメラを使おう

端末内蔵カメラがあったとしても外付けWebカメラを使った方がよいみたい。
内蔵よりもたいてい画質は高い(諸要素含め合わせ)。
映像処理の多くを外付けカメラが予め負担してくれますから。

オススメのカメラをここに列挙したいところですが、、
自分にとってまだ魑魅魍魎な分野です。
安心感ではロジクール社製のものを挙げたい所ですが現在どこでも品薄なようです。
とりあえず貼っておきます。
「ロジクール ウェブカメラ C310n」

「ロジクール ウェブカメラ C922n」

「ロジクール ウェブカメラ C980GR」

そうそう!こんなのも!
ちょいとオーバースペックかもしれないけど、高画質高音質のマイク内蔵webカメラとしても使えるみたい↓
「ZOOM 4K ハンディビデオレコーダー Q2n-4K」

会議環境のオーディオ設定

ZOOMだと自動コンプレッション機能(音量の自動調節機能)がデフォルトで ON です。 
音量が急に増すとすぐに思いっきりボリュームを下げてからジワジワと戻してくれる。 
小さな音量が続くと持ち上げてくれる機能もあるようです。

声と楽器音を行き来すると、楽器音が鳴った途端に思いっきり音量が下がります_問題1。

それを防ぐために設定画面でその機能を OFFるって対策は既に有名。 

ですが、声と楽器音の音量差は生よりもずっと大きく感じるのでギクシャク感は甚だしい_問題2。

そこで、
 ・マイクを用意して、その設置場所を工夫し、声と楽器音のギャップを少なくしておく
 ・ミキサーを使ってマイクとそれ以外の音源の音圧差を少なくしておく

そうすればいずれの問題も起きにくく、機能設定ON でも違和感なく伝わります。

むしろ ON にしておいた方が音の途切れは少ない ようです。 

この「音量の自動調整機能」は元々、会議室が広くてそのカメラ(に内蔵したマイク)で集音すべき人達との遠近に拡がりが大きい場合とか、その人達のうち特に声高な人が居るとかいった場合に巧く平均化してくれるものです。

オンラインレッスンで1対1の場合、どれだけの音圧と距離のメリハリがあるか、それによって自動調節機能が如何に働きそうか、を考えて使い分けるのが良いでしょう。

LINE電話でも試してみました。
ZOOMと比べて音質も画質も特段悪くない。

音質の比較をかなり厳密にしたブログ↓とても参考になります。

「声優・小岩井ことりさんと実験!オンライン会議アプリの音質比較をしてみた 前編」 
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1248155.html

「声優・小岩井ことりさんと実験!オンライン会議アプリの音質比較をしてみた 後編」 
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1249614.html

やはり広いモニターは便利かも…

アプリを色々同時に起ち上げたくはありませんが、
カレンダーとかメイラーあるいはテキストエディタなど、
軽めだけど、進行を助けてくれるものは起動しておきたいですよね。

筆者はなんでもかんでもノートPC で済ませてます。
ですが、生徒と画面で繋がってる最中にカレンダーを見るために画面を切り替えたりするのは煩雑だし、向こうから見ても気持のよいもので無さそう。

なので広い面積に、ビデオ画面と幾つかの小さなアプリを同時に 出しっぱなし にできるとイイナ、と痛感。

安心感とコスパで選ぶなら、、例えばこんなの↓かな?
「Dell モニター 23.8インチ SE2419HR」

というわけで…

工夫と努力を惜しまず色々と実験してみると、ベターな方法はまだまだ見つかりそうです。
なので、
今後またよりよい方法を見つけたらガッツリ書きますね。

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