マニアックな楽譜作成ソフトを並べます。
日本語の販売代理店が無いだけで、知られてないけど素晴らしいのが沢山あります。
それぞれに個性豊かで興味深いですよ。
シベリウス Sibelius
フィナーレ Finale
ミューズスコア MuseScore
ノーション Notion
ドリコ Dorico
あたりがよく知られてますね
そこら辺は↓にゾロっと紹介してます。
「もうちょっと○○だとイイのにな…」って人は、
マニアック系を探る旅に出るとよい出会いがあるかもしれませんね。
本稿はその入口を開きます。
それぞれを詳しくは説明しないので、とにかくどんどんリンク先を見てみましょう。
では始めますっ♪
※実は、、、
無名系で一番光ってるソフトがフランスにあります。
フリーウェアで最高に高機能、周辺の「愉しむための」環境整備もナカナカ素晴らしい。
MYRIAD って名前なんですけど、、
余りに素敵なので後日に稿を改めてジックリ紹介しますね。
楽譜スキャナ_OMR=光学音楽認識ソフト
実はビックリな新ジャンルから始めます♪
🎼 PlayScore プレイスコア
楽譜を撮ると再生してくれるスマホアプリ。
OMR(光学音楽認識)って新ジャンル(文字の場合はOCRでしたね)。
iPhone でもアンドロイドでも。
スピード調整も自由。
メロディをミュートしてカラオケ再生も。
なんと!MIDI や MusicXML でデータとして書出せる!
なので楽譜作成ソフトとして紹介するわけです。
インストールは無料、機能毎にアプ内課金あり、
でも課金する価値充分。
なかなか軽やかに正確な出力をしてくれます。
、、この手のソフトどれもですが、
移調譜と実音譜の混在するシートだと移調譜を実音として読み込んじゃいます。
ので、再生機能としては使い物にならないし、データ出力しても臨時記号の全てを修正する羽目になります。
今後の改善に期待できる点ですね。
🎼 楽譜カメラ
OMR の分野では最も長い歴史を誇る KAWAI のスマホアプリ。
撮影すると演奏してくれる。
スピード調整、トランスポーズ、音色選択、、色々便利。
ん~、試したことあるけど、使いこなすには練習が要るかな~。
保存できるデータは独自書式のみ。
🎼 PhotoScore&NotateMe フォトスコア&ノーテートミー
古くからシベリウスと抱き合わせで売られてて名高いパソコン用OMRソフト。
現在は、手書き機能を実現する NotateMe(スマホアプリも在り)と組み合わせ販売。
より詳しくは、
https://www.neuratron.com/photoscore.htm
購入は↓
※以前はアマゾンで単品購入できましたが現在はシベリウスのバンドルとして入手するか、
https://www.neuratron.com/country.asp?returnPage=order.asp
からダウンロード購入となるようです。
🎼 AudioScore オーディオスコア
音声データを
シベリウス書類・MIDI・MusicXML
に変換するソフト。なかなかスゴいです。
より詳しくは、
https://www.neuratron.com/audioscore.htm
購入は↓
※以前はアマゾンで単品購入できましたが現在はシベリウスのバンドルとして入手するか、
https://www.neuratron.com/country.asp?returnPage=order.asp
からダウンロード購入となるようです。
🎼 Sheet Music Scanner
楽譜スキャン→再生と、.mid .xml .pdf 諸音声ファイル への出力ができる iOSアプリ。
筆者はまだ試してないけど、なかなかよさそう、かも。
オンライン系
お次は、まだ目新しい書き方。
いわゆる Webサービスですね。
ネットブラウザの上で楽譜作成などをできるサービスを紹介します。
🎼 Noteflight ノートフライト
作るだけでなく売ったり買ったりの環境も
🎼 ScoreCloud スコアクラウド
録音した音やMIDIデータから作譜してくれる。
有料版ならオフラインでも作譜できるみたい。
🎼 Smartmusic スマートミュージック
教室で先生と生徒を繋げる環境。
作譜機能を含むので、そこだけでもうまく利用できる、のかな?
その i アプリ版↓
https://apps.apple.com/us/app/smartmusic/id638851328
タブレットで手書き入力
🎼 StaffPad スタッフパッド
こりゃスゴイや!
時代はココまで来てしまったのか~、夢のハイテク!
って感じの動画をトップページで見られます。
使いこなせるまで練習は要りそうですけどね(^_^;
🎼 Notion の iOs 版
前記事でも少し触れましたが、使いやすさとデータ汎用性と値段とのバランス、
今の所これがとても丁度よい感じです。
🎼 NotateMe
もともと単独で出てましたが最近シベリウスの機能拡張ソフトPhotoScoreのバンドルになってます。
今も単独購入可能。
使い心地は筆者には微妙ですが、試してみてフィットする方には佳きかと。
機能限定無料版は NotateMe Now
〜*〜*〜*〜*〜〜*〜*〜*〜*〜
以下には「手書き」ではないけどタブレットで入力できるものを並べます。
ペンで手書きできず1音ずつポチポチだと効率はよくないので沢山書きたい人には向かないのでしょうが。
〜*〜*〜*〜*〜〜*〜*〜*〜*〜
🎼 Flat: Music Score & Tab Editor
iアプリ。筆者はまだ試せてませんが、使いよい人にはメモ書き用としてはよさそうですね。
🎼 Touch Notation
だいぶ前から使いこなしに挑みつつなかなか仲良くなれない(^_^;
使いやすいと思える人には佳きかと。
🎼 MuseScore
きっと使いやすいし高機能なのは判ってますが、起ち上げるたびに有料SNSへの勧誘がクドくて挫けてます(^_^;
以下、なかなか試す時間をとれず気になってる or だいぶ前から仲良くしようとしても挫けがちな iアプリ達。
生きてたのねっ!?
その昔、日本語の代理店もあったけど忘れ去られたソフト達、
生き抜いてるのもありました\(^O^)/
🎼 Overture オーヴァーチュア
MIDI データ編集機能が素晴らしそう。
真っ当に進化を続け 64bit ネイティブ。
タッチ操作にも対応。
音源は Amadeus Symphonic Orchestra。
コレってアンコール↓と同じ作者が作った進化版なのね。
🎼 Encore Music Notation Software アンコール
2016年で開発ストップ。最後は Ver.5。
まだ販売は続き、試用版のダウンロードも可能。
🎼 Nitingale ナイチンゲール
2006年末まで開発してたみたい。最後は Ver.5.2.5。
まだ販売は続き、試用版のダウンロードも可能、たぶん。
フリーソフト
無料で使えるってこと。
🎼 Impro-Visor インプロ_ヴァイザー
これは素晴らしい!
作譜ソフトでありつつ即興演奏の学習支援ソフト。
コードネームからの自動演奏生成機能や、作った旋律とコードとの関係性を表示してくれたり。
🎼 Lime Music Notation Software ライム
🎼 MusEdit ミュズエディット(発音不確か(^_^; )
🎼 mc musiceditor エムシーミュージックエディタ
🎼 musink ミュージンク
なかなか美しそう。機能充実の有料版も有り。
超マニアック\(^O^)/
ここから有料ソフトのコーナーに…
と思ったそばからヤラレタっ!ってな1本。
はい、これも有料なんですが、いいですコレなら払いますってば!
🎼 Mus2 マストゥー(って読むんか、な?)
マカーム音楽、トルコやら中近東の音楽を記述できる、
つまり、
微分音を MIDIデータとして扱いやすくし、
楽譜として書けるようにしたってなトンデモナイ奴。
もちろん演奏結果を微妙に調整もできる。
しかも安いっ!!!たった60ドル ( ̄□ ̄;)!!
ホームページは英語とトルコ語。
見た目も見て見て\(^O^)/
http://www.mus2.com.tr/explore/
有料ソフト
ここには基本的には Windows 専用のが並びます。
…んですけどね、、愚痴ります。
「Win でも使える Mac発のソフト」
だと「使えるプラットフォーム」の明記があるのに、
その逆だと「この世の中でPCと言えば Win だよね」…なのが多い。
ま、いいんですけどね(^_^;
🎼Crescendo_クレッシェンド
日本製 Mac&Win両対応。猛烈に地味ながら音響計測系を中心になかなか佳いソフトを作ってきてる会社、NCHソフトウェア製。
実際使ってみた。ポチポチ入力系だが、なかなか工夫されたインタフェイスでマウスの移動少なく快適。とはいえポチポチ系。
惜しむらくは再生機能。書いた通りに再生してくれないことあり。
無料お試し期間がけっこう長いようで先ずは試してみるが佳きかと。
🎼 Mozart モーツァルト
1ヶ月はフル機能を試せるデモ版あり。
🎼 FORTE Notation フォルテ
期日制限か機能制限か不明ながら無料試用版あり
🎼 capella カペラ
目的別の小さな子分ソフト群がなかなか使いやすそう。
全機能を1つのソフトにブッ込むのが進んだ時代があったが、
機能ごとに分かれてるほうがサクサク使いやすいことも、かな?
🎼 Notation Composer ノーテーションコンポーザ
と、Notation Musician ノーテーションミュージシャン
拾ってきたMIDIデータやMusicXMLデータをサクっと綺麗な譜面にしようぜ、ま、イチからも書けるけどさ、
って宣伝文句。ま、いいんだけどね~(^_^;
🎼 NoteWorthy Composer ノートワーシーコンポーザ
Linux系のオープンソースなフリーウェア
その他のタイプのフリーウェア
🎼 gregorio グレゴリオ
ヤバっ!
グレゴリオ聖歌時代のネウマ譜を書ける環境。
どうやらテキスト(文字)でパチパチ打った結果が譜面になるって種類の。
MusiXTEX って文字入力の環境があって、その中で gabc ってインタフェイスを作った人が居て、それを古代譜面用にコンヴァートしたものらしい。
🎼 Philip’s Music writer フィリップのミュージックライター
Unix の上で動くものみたい
🎼 abc notation エービーシーノーテーション
文字をパチパチ打って譜面として出力するってなプログラム言語環境みたい。
シンプルなメロディー譜面のみの需要に重宝されてる模様。
それを Mac/Win などのプラットフォームで使えるアプリとしたものの一覧
http://abcnotation.com/software
🎼 ABC Plus エービーシープラス
abc を、より複雑なスコアリングも出来るよう拡張した ABC2 って言語、らしい。
それをアプリとして使えるようにした EasyABC とか JedABC といったものの紹介も在り。
プロ用だったっぽい…
いずれも前世紀の遺産みたいですが…
🎼 WINSCORE ウィンスコア
なにやらそうとう美しく仕上がりそうな…。
多くの楽譜出版社の浄書で使われてるそうで。
スタンフォード大学のリランド・スミス先生が40年以上開発を続けてて、初リリースは1989年、最新ヴァージョンは5、、あ、2013年(^_^;
Win専用の有料モノ。
でも、現代音楽からネウマ譜まで書ける超高機能の割には安い、300ドル。
この手のプロ向けのは長らく「最新版開発中」のまま止まってる
Igor engraver イゴールエングレイヴァー
も在りましたね。
日本にも浄書のプロが使うような環境なのかアプリがあったと思いますが、、
ここで触れても甲斐が無さそうなので深掘りはやめておきます。
…というわけで、
現在手に入る楽譜作成ソフトをゾロリと御覧いただきました。
必要な機能や使い心地は人それぞれです。
それぞれ試用版など用意されてるので、どんどん試して楽譜生活を充実させましょう。
ほいではっ(^^)/
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