アインザッツ、永遠の課題、だなぁ…

ボヤキです。
なにが難しいって、、一番難しいのはアインザッツだな、あいかわらず。
ぼ、ボヤキですからねっ (>o<)

アインザッツとはドイツ語で「投入、導入、採用、配属」「使命、任務、作戦、労務」「賭け」
って意味らしい。総じて「それいけっ!」って雰囲気なのでしょかね。

転じて音楽や言葉の「喋り始め」のこと。
文章の始まりの1音目の端緒、それを発音する瞬間。

楽譜に書かれた旋律であれアドリブであれ、
1音目が始まるその瞬間に、その日の全てが決まる。
そこに限って失敗するんだわな~ (^_^;

、、ん、
アドリブだと、無いか、そこに失敗って価値観ないしな(^_^;

発音の瞬間こそ難しい

なにげない日々の練習でもね、
エチュードを吹く時に一番難しくて、なかなか納得いかないのが1音目。
 ・どんな高さ、
 ・どんな音量、
 ・どんな音色
イメージする、実行する、、


失敗する、、クジケる。

クジケ率の最も高いのが1音目。
そこでクジケるから先に進まない。
それじゃ練習にならないから適度に諦めつつ先に進む。
そのままでは、いつまで経っても1音目のプレッシャには打ち勝てない。

で、おまけに、、
発音の形をイメージどおりに実現する、だけでも難しいのに、、

バッハさんのフルート無伴奏曲「パルティータ」の中の、クーラントとイギリス風ブーレの頭。
もちろん拍子とテンポは違うけど、なによりグルーヴ感が違う。
なので、
最初の3つの音は同じなのに、最初の1音の姿、
「いかに発音し、いかに音圧と音色が推移するか」
が変わる。

たかが8分音符、なのにね、、
思った形で発音するだけでも成功率低いのに、その後のカンマ数秒の形もちゃんと作らねば、、
それが巧く行かないと、その1曲が台無しになる。

刻むこと、繋げること_こんな練習してみてます

練習とは繰り返すこと。
触れる機会を増やして、必要な作業の精度を上げる。

目標設定・都度々々の結果評価・目標とのギャップを埋める工夫、
それらを明瞭にしつつ進めてこそ効率良く成果に近づける。

 「1曲のアタマを発音する」
は、
 「連なる旋律音の発音を連続して行う」
のと比べると圧倒的に機会が少ない。

 「曲の最後の1音のオシリを如何に形作るか」
も同様に少ない。でも意外と、こだわって何度も繰り返しやすい箇所。

アタマは、数こなしてないから上手にできるわけない。
なので、
繰りかえすことにしました。

ま、当たり前って人には当たり前の方法なんでしょけど、、

ソノリテ・音階・アルペジオ…
どんな基礎練習でも1音目を大切に、息継ぎの度に、本番の1音目のつもりで。
少しくらい納得のいかない発音でも「繰りかえさない」。
「失敗した~」って思いを、ショゲずに、次の成功に活かす
、、つもり、、どうしてもやり直したい時には1つ前のフレーズからリスタート。

バッハのパルティータで…

いまバッハさんがマイブームで、パルティータとか諸フルートソナタに触れてんだけど…
 ・ゆっくりテンポで
 ・全ての音を
 ・長めのスタカートで
 ・ひたすら真っ直ぐに並べる
…どれも1音目ってつもりで。

けっこう時間かかるけど、今までやり損じてた練習と思えば屁でもない。

で、その次に、
全てをスラー、つまりノータンギングで。
吹き始めたら息の続くだけ繋げる。
もちろんフレーズの切れ目まで。

息継ぎしたらまた続くだけ進める。
フレーズの頭からオシリまでを「1つのアインザッツ」のつもりで。
たった1つの音、というか、ヒトカタマリの言葉と聞こえるように。

慣れないうちは、たっぷりな音量で、全ての音がちゃんと鳴るのを確かめながら。
慣れてきたら、メゾピアノ以下の音量を保って。

それらをこなしてから、普通に音楽的なアゴーギクやアーティキュレイションの工夫をこめた練習ができる。
そんな風に毎日トライしてます。

日々の暮らしも同じく…?

朝起きて最初にすること、それから色々とすることそれぞれに、こんな練習みたく丁寧に行えると濃い~1日になるんでしょな。
そんな毎日だと、、、疲れるかっ (^_^;
音楽だけでも丁寧にできるよう日常のオンオフこそ大切かもですね♪

 

あ、気の持ちようかも!

いったん書き終えてから追記でっす。

冒頭に「アドリブん時は失敗なんて無いわな」って、ふと書いたんだけど、、
解決のヒントってソコかもね。

演奏を始める前に、数秒後までの音と、それを実現する作業のイメージができてると、失敗ってしないもの。

クラシカルな演奏に仕立てようとすると、より精密なイメージングが要るんだろうけど、、
、、同じことなんだろな。。

うん、気の持ちようで乗り越えられるかも、、って実験も繰りかえしてみよう♫

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