村上”ポンタ”秀一さんのインタビュー記事で読んだ話。
ドラムを叩こうと思ってから長らく基礎体力作りに励んだ。
その間ドラムセットにもスティックにも触れず。
スティックに初めて触れて4日目に受けたオーディションで多くのドラマーを蹴散らして合格しキャリアが始まった。
そんな話だったかと。
目指す音と、それを実現する作業のイメージが明瞭なら、
その為に必要な準備の内訳も明確。
身も心も準備を入念にしておけば、いざ題材に挑む時には、
思ったように身体を動かしさえすればいい。
ってことなんだろね。
なかなか真似できるもんじゃない。
そのつもりでいても大抵は、準備が充分となる前に出動してズッコケるんだろうな。
真似できればカッコいいんだろうな、とも思った。
手前味噌な話で恐縮ですが、、
自分は長生きするつもりなので実験しました。
2016年末に、ある設計図を書きました。
必要と思える準備をロジカルに組み上げました。
筋肉と神経接続の成長には時間がかかる。
若い頃よりもずっとかかる。
仕方ないからそれも折り込んでジックリと積み上げてみた。
そろそろイイかなってことで試したこと。
フルートのバイエルみたいな歴史的入門書「アルテ」の吹きっぱなしチャレンジ。
数年前まで、面倒くさいな~、けっこう難しいな~って思ってたけど、
2日間、計10時間くらいでツルっと触り終えました。
かなり丁寧にしたつもり。
とは言えまだズッコケるとこはあるから、
油断せずに積み上げを続けつつ、登る山を高くしてくつもり。
急がば回れっていうけど、どれだけ回れば足りるのか、なかなか見えないもの。
登りたい山の高さにもよるだろうけど、
充分な回り道とは、
阿呆らしいくらい遠大に見えて、信じられないくらいのものなんだろね大抵は。
今日はそんなアルテ記念日なのでサクっと感想文を書きました。
あ、設計図ってコレ↓です。
『フルートWarmUp 一石三鳥!! _ おまけ:初めての音階とアルペジオ_』
http://bit.ly/KT_FluteWarmUp
ってなわけで、明日から第2巻を進めます。
1冊目よりだいぶ手強いんで、1週間くらいで吹き尽くすのを目指します♪
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
アルテの第1巻
アルテの第2巻
以下、必須と思われるフルート教則本を並べますね。
モイーズのソノリテ
音造りの方法を基礎から、一生使い続けられるバイブル。
↑冒頭の最も有名なアレに伴奏を付けてみました↓
「タファネル&ゴーベール 17のメカニズム日課大練習」
ひらたく言えば音階練習本ですね。
「ライヒェルト: 7つの毎日の練習 Op.5」
音階とアルペジオを、旋律的パターン練習の中に効果的かつ手短に並べた時間的コストパフォーマンスの良い日課練習。
「ケーラー: フルートのための35の練習曲 第1巻 Op.33-1」
アルテ2巻に次ぐエチュード(練習曲)集
「ケーラー:フルートのための35の練習曲 第2巻 Op.33-2」
「ケーラー: フルートのための25のロマンティックな練習曲 Op.66」
「ベルビギエ: 18の練習曲」
「Drouet: 25 Exercises: for Flute」
アルテの第3巻
これは相当なハイテク修得本なようですね。
「アンデルセン: フルートのための24の練習曲 Op.21」
フルート専攻生には必須のエチュードですね。
筆者にはまだ遠い目標です(^_^;
「トレヴァー・ワイ フルート教本 第1巻―CD付[改訂新版]」
筆者の大師匠の名作。新鮮な切り口で奏法について親切すぎる説明と効果的な練習課題。全6巻すべてオススメ。
以下、筆者の趣味として押さえておきたい曲集本。
「バッハ, J. S.: 無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV 1013」
「バッハ, J. S.: フルート・ソナタ集: BWV 1033, 1031, 1020」
「バッハ, J. S.:フルート・ソナタ集 BWV 1034-1035, 1030, 1032/新バッハ全集版」
「テレマン 無伴奏フルートのための12のファンタジー TWV40:2-13[原典版]」
「無伴奏フルート名曲集[改訂版]」
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